高齢者雇用のメリット

近年、高齢者の体力年齢はひと昔前より10歳程度も若返っていると言われており、定年後も元気に働いておられる高齢者の方々が年々増加する傾向にあります。そして、第一線で活躍しておられる高齢者の方々の多くは、決して多額の報酬を得たくて働いているのではなく、「生きがい」「健康維持」「社会参加」「地域貢献」「人々との交流」を目的としている方が多いと言われています。 その一方で、職場環境や人間関係などのストレスが生ずることを過度に嫌うという一面があるのも、高齢者の特徴です。つまり、環境が合わなければストレスを溜める前にさっさと辞めてしまう方が多いということです。 このような点から、高齢者の方々が働きやすい環境を整えることにより、経験豊富でスキルの高いシニア人材をより安価に活用することができるという点が、高齢者雇用の最大のメリットであると言われています。 現代の高齢化社会においては、ひと口に「高齢者」と言っても、その能力や経験・スキル、健康面や体力、定年後のライフスタイルは百人百様と言えるほど様々です。そうであるならば、「採用は一律に何歳まで」ということ面接すら行わずに高齢者雇用の機会を潰してしまうことは、社会にとっても企業にとってもたいへん勿体ないことではないでしょうか。今一度、シニア人材の活用について再考してみませんか?

活躍中のシニア人材ってどんな人?

  • 報酬の額より「やりがい」や「地域貢献」に喜びを感じるタイプかな。
  • 何度も修羅場をくぐって来ているから、イザという時に頼りになる。
  • ネットワークが広い!「あっ、それなら〇〇さんに聞けばいいよ!」ってね。
  • マイペース!決して仕事は早くないけど、「気付き」や「発見」が鋭どい!
  • 若者も顔負けっていうぐらい元気いっぱいでイキイキしているね!
  • 欲がないのかなって思えば、実は「楽しむ」ことには貪欲だったりして・・・。