「生涯現役 介護サポートのお仕事講座」全体会を振り返って

10/7(全体会)・10/14(地域別分科会)と、2日間にわたって開催した「介護サポートのお仕事講座」、定員を超えるご参加をいただいて無事終了しました。

まず全体会。東京都健康長寿医療センター研究所の藤原佳典先生より「シニアが働く!三方よしの地域づくり」のご講演をいただきました。シニアが働くことはフレイル予防につながり、働き手にとっても、人材不足に悩む介護業界にとっても、誰もが安心して暮らせるための地域づくりにとっても効用があり、まさに「三方よし」。詳細なデータに基づいた藤原先生の熱のこもったお話に、会場から「もっとお話を聞きたかった」との声が寄せられました。

その後、協議会スタッフより「介護サポートのお仕事」についての説明や、柏市シルバー人材センターからの情報提供が続きました。「介護サポートのお仕事」とは、資格や経験が無くてもできる、高齢者施設での補助的な仕事のことです。食事の配膳や洗濯、送迎や調理など、日常生活の延長線上で「今のあなたにできる仕事」が、介護の現場にはたくさんあります。

講座「介護の魅力発信!」では、特別養護老人ホーム 柏きらりの風 副施設長 岡田卓也様より、ご自身も他業種からの転職組であるとのお話のあと、施設での一日の業務と69歳で初めて介護の仕事にチャレンジされたヒロミさんのスペシャルインタビュー動画を視聴しました。(いずれの動画も、HPかしわ生涯現役ネットよりご覧いただけます)受講生の皆様からは、「介護施設の仕事が良く分かった」「動画に感動しました」とコメントがあり、介護の仕事がぐっと身近に感じられました。

全体会のトリは、特別養護老人ホーム ひかり隣保館で配膳やおやつ配りを担当されて8年のI様による体験談。お仕事後にかけつけていただきました。趣味のゴルフなどと両立させながら、いきいきとお仕事されているご様子をお話され、皆様の共感が寄せられていました。

あっという間の2時間半を終えて、次週はいよいよ地域別の分科会です。